大河の一滴

作者紹介

五木 寛之・・・1932年福岡県生まれ。20才の時、早稲田大学露文科に入学するが五年後に中退。作詞家、ルポライターなどを経て、『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞受賞。代表作に小説『風の王国』、訳書『かもめのジョナサン』、エッセイ集『風に吹かれて』など。


総評

 一言で言えば『マイナス思考のススメ』といったところでしょう。釈迦など過去の偉人たちのことばなどを使いマイナス思考を肯定しています。読み終わってその説得力に驚きます。マイナス思考は当たり前のことであっても喜べる。例えばいつ大震災が来るか分からないと常に考えていると、朝起きて大震災が来ていないことにホッとする。この作品も当然のことさえ幸せに感じよう!という点で先に紹介した『斜陽』と似ています。私は五木先生の作品を読むのが初めてだったんですけど、五木先生は本当に論理力がすばらしい!他の作品も読みたくなりました。

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