銀河鉄道の夜

作者紹介

宮沢 賢治・・・1896年岩手県生まれ。盛岡高等農林学校(現在の岩手大学)在学中に日蓮宗に帰依。卒業後は農業関係の研究のかたわら童話を書き始める。『春と修羅』『注文の多い料理店』など多くの名作を残すが若干39歳で死去。

総評

 ジョバンニとカンパネルラが銀河鉄道で旅をしている間、不思議な経験をするという話です。スケールの大きさや幻想の質、文体、根源的な特質において作者の代表作といえますね。ジョバンニのカンパネルラへの思いは、暗い孤独と悲しみの旋律を奏で、青春時代の親友との別れや、妹との死別の影が描かれ、作者の幻想の世界と現実の世界の境目を見ることができます。私はこれを読んだとき、どこが児童書だ!と思いましたね。表現方法が非常にぼんやりしている。ただ、主人公の心情がよく書かれている点は読みやすかったです。最後のタネあかしといいますか、そういうものを読んだときはなるほどなぁ〜と思いました。

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